クルーズ船の免税処理はどうしたらいいですか?

【ご注意】この内容は、2026年11月1日に始まるリファンド方式(令和8年度税制改正)以降の制度に基づいています。2026年10月31日までの現行制度とは取扱いが異なる点があります。

クルーズ船を利用する外国人旅行者等の免税処理(リファンド方式)は、「店頭での販売時(本人確認)」と「出国時の港・空港での税関確認」2つのステップに分けて対応します。

①店頭(販売時)での処理

販売価格:他の旅行者と同様に、店頭では一度「税込価格(消費税込み)」で販売します。

確認書類(本人確認) 「船舶観光上陸許可」により在留する乗客の場合、「船舶観光上陸許可書」と「旅券(パスポート)」の提示を受けます。クルーズ船の乗客は船会社にパスポート原本を預けているケースが多いため、旅券については許可書の裏面等に貼り付けられた「パスポートの写し(コピー)」の提示で問題ありません。

購入記録情報の設定: 国税庁免税販売管理システムへの情報送信時、番号欄には許可書番号ではなく「旅券番号」を設定して送信します。

② 出国時(税関確認)の処理

旅行者が乗船・帰国する航路パターンによって、税関確認を行うタイミングと場所が異なります。

【パターンA】海外発着のクルーズ船(日本から直接海外へ出国する場合)「国内最終港」において、手荷物を預け入れる前に免税手続用の電子端末等で持ち出し確認を受けます。

【パターンB】フライ&クルーズ(海外に寄港して日本に戻り、最終的に国内空港から帰国する場合) クルーズ船で海外寄港のために一時出国・再入国するタイミングでは、免税手続きを行う必要はありません。

一連の滞在期間中の免税手続きは、「最終的に日本を出国する国内空港」において、手荷物預け入れ前にキオスク端末等でまとめて行います。

③ 返金(リファンド)

購入日から90日以内の出国時に税関確認(グリーン判定等)が完了した後、旅行者が登録した返金先(クレジットカードや送金アプリ等)へ消費税相当額が返金されます。

出典:国税庁「輸出物品販売場制度に関するQ&A」令和8年7月 問3・問9、国税庁説明資料「1.概要」、観光庁「旅行者向けよくある質問」
本ページは、リファンド方式(2026年11月1日開始)以降の取扱いに基づく一般的な情報です。最新の取扱いや個別の事案については、所轄の税務署または国税庁ホームページでご確認ください。